第21回シニアの集いは2009年10月25日(日)~26日(月)、奥日光の湯元温泉「湯守釜屋」で
開催されました。 過去20回は土日で開催していましたが、今回は初めての試みとして、
日曜日~月曜日という休日~平日の日程で開催しました。また日光は、東京より北では
初めての開催地です。関西方面からの参加者はわずか1名でしたが、平日にもかかわらず
総勢は53名と平年並みの参加者でした。初日は自家用車15台と電車で登山口に集合し、
日光白根山、鳴虫山、戦場ヶ原と3つのコースに別れて歩き、夕刻湯守釜屋に集まりました。
集いの宴は18時30分、7期の服部、小林両氏の司会により、郡司幹事長の開会の辞で始まりました。
3期塩谷さんの乾杯の音頭、集いと月例会の参加回数賞表彰、各期紹介、
シニアの活動2009(スライドショー)、当日3コースの写真投影、みはるかす合唱、エール交歓、
記念撮影と息つく暇もなく進行し、予定時間をかなりオーバーしてしまいました。宴のあとは、
大部屋や各期、各部屋ごとの2次会で、夜の更けるまで話が弾みました。2日目は生憎の雨模様で、
男体山と大真名子山の2つの登山コースが中止になり、西ノ湖、千手ヶ浜散策コースだけが短縮
して開催されました。
登山中止になったのは8年ぶりです。散策コースには、中止になった登山コース組からも
数名加わり、大人数になりましたが、雨の中、紅葉を眺めながら楽しく歩きました。
今回表彰された方々は下記のとおりです。
* 集い 20回賞 宮崎(2)
* 集い 10回賞 細田、南雲(7)、綾部(8)
* 月例 50回賞 永井(6)、小木曽(7)
シニアの集い コース別山行報告
<10月25日(日)・26日(月)>
【1A 】日光白根山 参加人数・・・21名(登山20名) 早坂(8期)
紅葉のベストシーズンの日曜日で、道路の渋滞状況が気になる集合でしたが、皆さんの
早出のお陰で丸沼高原スキー駐車場に予定より20分も早い10時に全員が揃うことができました。
沼田駅で3名をピックアップし、駐車場まで運転してくれた池原さんが、山には登らず宿に
直行することになり、団体割引適用ギリギリの総勢20名が8人乗りロープウエーに分乗しました。
天気は曇天で雲も低く垂れ込め、山頂駅に着いても白根山の全容がはっきり見えませんでした。
それでも出発前の記念撮影をし、10時20分勇躍出発。コメツガやオオシラビソの原生林の
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中を登り出し、3ピッチで樹林帯を抜けた途端、強風で寒い。 着込んで寒さを凌ぎながら
岩屑の堆積した急傾斜を登り、白根権現が祀られている南峰に着いたのが12時40分過ぎ、
山頂との間にある岩峰に囲まれた窪地で風を避けながら昼食休憩をとりました。
攀じ登った奥白根山・山頂には時間が遅いせいか他の人は居ませんでしたが、
山頂が狭いため犇き合って記念写真を撮りました。ガスで五色沼も前白根山も見えないため
早々に下山にかかりました。イワツバメが飛んでいます。山頂からの岩場の下りに手こずり
予想外に時間がかかってしまいました。 弥陀ヶ池からの下りは2ピッチで頑張り山頂駅に
16時10分に帰着、ロープウエー終了20分前でヤレヤレ滑り込みセーフでした。ロープウエー
での下りは所々ホワイトアウト状況で、車での金精峠越えが心配されましたが、全員無事宿に
到着できました。お疲れ様でした。
【1B 】紅葉の鳴虫山 参加者人数・・・・10名 岡田(6期)
アカヤシオでお馴染の鳴虫山ですが、紅葉の季節は初めての面々。期待に胸を膨らせたもの
の生憎の曇り空。東武日光駅から直ちに歩き始め、杉木立の中を往くと時々霧雨となるでは
ありませんか。名前の如くやはり「泣き虫山」なんだと思い始めるころ、右手東側がパッと開け、
神主(こうのす)山に到着です。ここでしばし休憩、黄色に染め抜かれたツツジを見越して
日光市街が望めました。霧降高原から赤薙山は霞んでいます。鳴虫山頂上では、見えるはずの
白根山、男体山はガスで隠れていましたが、黄金色に輝く木立に囲まれて昼食をとりました。
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下りは、急斜面と木の根のため、もっぱら足元に気を配りましたが、紅葉は素晴らしく、
深紅のもみじ葉に気を取られるあまり、延べ6件の尻もち事故(?)がありました。
加えて足ツリも発生し、標高差544mのコースでしたがかなりの手(足)ごたえのある5時間を満喫し、
「憾満が淵」の紅葉と赤エプロンの地蔵群に別れを告げました。
【1C 】戦場ヶ原散策 参加者人数・・・・12名 小林(7期)
沼田駅、上毛高原駅にてそれぞれ参加者をピックアップして、途中のコンビニで合流し
散策コースに出発しました。生憎の曇り空、雨を気にしつつ金精峠への道を進みます。
晴れていればそれは見事な紅葉だろうと話しつつ景色を楽しみ、湯元温泉の今宵の宿に
11時半ごろ到着。身支度 記念写真をとり出発。傘をさすほどの雨でもなくゆっくりと
湯ノ湖の西岸を進みます。このコースは湯の川に沿ってだらだらと下っていくコースなので、
ちょこっと登りがあると「登り 登り」と冗談を言いつつ湯滝入口に到着
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30分も歩かないうちに昼食となり、湯川に浮かぶ鴨を眺めながらゆっくりと弁当を食べました。
湯滝は水量も多く紅葉とマッチして見事な景観でした。このコース唯一人出の多い所で、
後はほとんど人に遇いませんでした。湯川沿いに紅葉黄葉を楽しみつつ泉門池に到着。
ここから本日唯一の登り…といっても少々ですが…笹原を行き小田代ヶ原入口にでます。
小田代ヶ原は全体が黄と茶に彩られ見事なまでに美しく、有名な白樺―貴婦人―がすっかり
落葉してすっくと立つ姿を存分に楽しみました。ここからはワンピッチの歩き。
赤沼のバス停に到着したのは3時半。丁度バスが出た後だったので、7期の服部さんに迎えの
要請をしてそれに乗る人、バスで帰る人と別れてこのコースは終わりました。
天候がちょっと残念でしたが、心配していた雨も殆ど無く、のんびりと歩け、
お喋りも弾み楽しい一日となりました。
【2C 】西ノ湖散策 参加者人数・・・・32名 谷上(4期)
集い2日目、26日(月)は朝から本格的な雨が降り、2Aコースの「男体山」、2Bコースの
「大真名子山」が急遽中止になったため、2日目の山行は2Cコースの「西ノ湖散策」コースのみになり、
そのため参加人数32名という大所帯となりました。紅葉真っ盛りの日光だが、
さすがこの雨の中歩く人は少なく、赤沼から出る西ノ湖行き低公害バスは、
われわれの貸切状態でした。西ノ湖入り口でバスを降り唐松林の気持ちの良い
静かな散策路にわれわれの傘の列が続きました。道は広いしわれわれ以外歩く
人もないので雨の中、
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西ノ湖を目指して三々五々歩きました。西ノ湖は雨の中
静かに霧に包まれ幻想的でした。雨が強くなってきたのでゆっくり休むこともなく
中禅寺湖の千手ヶ浜へ向け出発しました。笹原の雑木林はところどころに
赤や黄色に色づいた木々が点在し、雨の中の散策もまた趣があって素晴らしいものでした。
千手ヶ浜は雨に加えて風も吹いてきため早々に引き上げてバスで赤沼へ戻りました。
「紅葉真っ盛りの日光でこんなに大雨の中歩くことなど個人では絶対経験できない、
雨の紅葉もすばらしいものだ」などと慰めとも負け惜しみともとれる会話も聞こえる
結構楽しい半日でした。