今年はシニアO B(1 期 〜 8期)全員が60才以上になり、本当のシニアの集いが長野県伊
那谷の駒ヶ根高原にある国民宿舎「すずらん荘」で、10月14日(土)〜 15日(日)に過去
3番目に多い61名が参加して開催された。
両日とも山行・散策コースを 4 組設けたので参加者がきれいに分散し、各コー ス晴天に
恵まれて山頂からの山岳展望、錦秋の織りなす紅葉、旧中仙道宿場の風情などを堪能した。
宿舎での「シニアO Bの集い」では、冒頭に 6月 8日逝去された八島氏(7期)を悼んで黙祷
を捧げた後に、嘉納会長挨拶で来年の YWV 創立 50 周年記念事業計画の報告があった。
スライドで見る「シニアの活動2006」(弁士:塚原月例山行会委員長)によると、今年の
月例山行参加者は平均33.2名で昨年並みの成績とのこと。10月14日のコース別報告
①1A 守屋山コース 6期 岡田
昨年度の月例で実施したコースでもあり、新宿からの杖突峠までの JR バスも廃止されて
いるため、参加者数が危ぶまれましたが13名の参加者がありました。当日は快晴に恵まれ
暖かい日差しの中、落ち葉を踏みしめての山行でした。キャッチコピーの「32座の百名山
眺望」は、半ばと言ったところで「 ウソツキ」呼ばわり寸前でした。頂上では、池原氏
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のアルプスホルンが周囲の山々にこだまし、他のパーティーから拍手喝さいを浴びました。
②1B 戸倉山コース吉野(2期)
19名の参加者は、10時30分マイカーと高速バスで駒ヶ根駅
に集合した。2台を駅前駐車場にデポし、5 台で戸倉山キャンプ場に向かった。キャンプ場
の駐車場に車を置き、11時25分出発。すぐに登りになるが、ジグザグの登山道はカラマツ、
コナラ、モミジ等の落葉に覆われ柔らかくて歩き易い。登りはさすがに汗ばむが、爽やかな
秋の霊気が実に気持ちよい。30分で馬止めの松、20 分で上の森コー ス分岐、ここで昼食
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をとった。
このあたりから紅葉が目につき始めた。13時18分金明水着、期待した水はポタポタとほん
のわずかしかで出ていない。13時40分戸倉山東峰着、生憎自慢の展望が利かず、南アルプス
や中央アルプスは雲の中だったが、鮮やかな紅葉は目を楽しませてくれた。14 時山頂発、
15 時 20 分登山口帰着、標高差 600mを4時間で往復、全員登頂の快適な登山であった。
③1C千畳敷散策コース 小林(7期)、橋本美(7期)
しらび平駅で30分程の待ち時間の後、急勾配 のケーブルに乗り、緑の中に点在する紅葉
をめでながらついた日本一高い?ケーブル駅千畳敷は、生憎の霧の中。少し下ったところで
食事をしながら晴れるのを待つことに。終わって記念撮影をし、カールの底を散策しながら
再びケーブルの駅を目指している途中で時々ガスが途切れ 、上の方が見える。夜の部の準備
のために先に下山してくださる方に、帰りのケーブルの整理券の確保をお願いして、6人が
極楽平を目指して登り始め
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たけれど足元はごろごろ。急な登りに、“これって散策なの?”
と思いながら必死に前について登る。時々下りてくる人を待つ間だけが息を整える時間。
非情なリーダーは、もうあと少しと言いつつ登り続ける。久し振りに登るせいか、高度のせいか、
ガスのせいか、はたまた足元が悪いためか、ひたすら足元を見ていて、途中のことは、
頭に残っていない。40分の後に、極楽平着。なんと上は良い天気!途中の苦しかった分、
もし夏場でお花でも咲いていたらここはまさしく極楽かも。
④1D 中山道散策コース 齋藤貞夫(4期)
10時、JR中津川駅集合。メンバー5名は、塚原(2期)、渡辺(3期)、原(4期)、泉(4期)、
齋藤(4期)で東京、兵庫、神奈川、大阪、三重からと5人とも異なる県からの珍しいチーム
編成で新幹線、マイカーで集まりました。
天候にも恵まれ、馬籠宿へドライ江戸時代の街道の面影をとどめる宿場の石畳の坂道の両側
に並んだ旅籠、みやげ物屋、お茶屋などを覗き、島崎藤村記念館の見学後、坂を登りつめて
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馬籠宿を俯瞰する展望台へ。
恵那山はガスで霞んでいました。中山道は峠が多く参勤交代の行列、街道を行き交う姫様の
苦労が偲ばれます。地域の名産栗おこわ飯で昼食。車で馬籠峠を越えて小説宮本武蔵にもでて
くるイオンシャワーたっぷりの男滝、女滝で休憩。清内路峠を越して木曾谷から伊那谷へ。
昼神温泉を横目でみて飯田元善光寺へ。善光寺は長野、甲府にもあるが飯田が本家。参拝後、
暗闇の戒壇をとおり、中央高速に駒ヶ根高原の宿舎15時30分着。小人数でしたが天候にも恵まれ
和気アイアイで楽しい一日を過ごせました。
10月15日(日)のコース
⑤2A 御嶽山コース 腰塚(3期)
参加人員は12名。2期と5期を除く精鋭メンバー。
宿舎からマイカー4台で、今年春開通した権兵衛トンネルを通り、田の原(標高:2180m;登山口)
まで約2時間のドライブ。途中、御岳湖の湖面や御嶽山の荒れた山肌の眺めがすばらしい。
さらには御岳高原、八海山付近の紅(黄)葉が見頃で、快適なドライブであった。登山口からは、
王滝、剣が峰まではっきり見渡せた。9時半すぎ、石の大鳥居をくぐり、やや平坦な広い砂利道を
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大江権現まで、そこから少し登りとなり、「あかっぱげ」、さらに森林限界を超えて金剛童子につく。
そこから、中央ア、南アの山並みを背にして、溶岩が多い急な道をゆっくりと登る。八合目石室を過ぎ、
富士見石付近で、中央アの後ろに富士山がかすかに顔を出す。ちょろちょろと水が滴る一口水、
九合目とたどる急登を喘ぎながら、王滝頂上に12時すぎに着く。剣が峰の斜面には前週に降った残雪が残っていた。
さらにガレた道を頂上小屋へ。
頂上小屋からの最後の石段がきつく、手摺をつかみながら御嶽神社(12時40分着)へ。剣が峰頂上
(3067m)へは11名。1名は少し遅れ王滝頂上までとなった。剣が峰の頂上には、日陰に雪が残り、
座っていると体がどんどん冷えてくる。一年に何回もない(? )という好天で、乗鞍付近に多少雲
があるものの、白山、北~中央~南ア、さらには富士と360度の大展望を楽しみながら、コンビニ弁当で
昼食。13時10分頂上発。もと来た道を、登りとはまた違った気分で展望を楽しみながら下る。
田の原には15時15分着。一日中、展望にめぐまれた山行で、歩行時間は5時間。登りは多少きつめ。
体調不良による遅れと、下りでの転倒による怪我があったが大事に至らず全員満足して下山できた。
田の原から道の駅三岳までドライブ、そこで16時半解散。
⑥2B 木曽駒ケ岳コース 谷上(4期) 参加人員15名
一年の中でもめったに見られないような快晴がわれわれを迎えてくれた。紅葉のトップシー ズン
であり天気もよい日曜日ということで、想像もつかない混雑を覚悟したが、出かけたのが早くて
混雑する前に千畳敷に登ってしまったことと、メンバーが健脚でリーダーに良く協力して予定の
コースタイム通りに歩いてくれたため、下りのロープウェーも混雑する前に乗ることができ、
14 時過ぎには全員帰途につけたという、全てが順調な木曽駒ヶ岳登山だった。
C千畳敷散策のチームと一緒に千畳敷に登り、全員で記念撮影したあと2Cチームと分かれて
2Bチーム15 名は8:30に木曽駒ケ岳へ向けて登り始めた。八ヶ岳、南アルプス、富士山の
大パノラマを背にして暑いくらいの日差しの中を急な岩場の道を登ること約一時間、宝剣山荘に
たどりついた。3000m級の尾根に出たため快晴とはいえ肌を刺すような冷たい
強風が突然襲って
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きた。用意してきたキルティング、手袋などの防寒具で身支度し、中岳経由木曽駒ケ岳(2596m)の山頂をめざす。
⑦2C 千畳敷カール散策コース齋藤(4期)
参加メンバー渡辺一、塚原、齋藤彦(2期)、渡辺亨、金田、森井、諸節(3期)、齋藤貞(4 期)、
三宅、諸角夫妻(5期)、綾部、池原、早坂富(8期)、下村(10期)
木曽駒登山グループと同じバス、ロープウェーにて9時に千畳敷カールに到着。びっくりする
ほどの秋の青空の中、ロープウェーからは,紅葉した樹木と水量はやや足りないとはいえ見事な
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多段の滝に圧倒されてみな感激。千畳敷に到着
して眼前の宝剣岳の姿にも感激。木曽駒グループと別れ、1時間30 分の自由散策。極楽平へ登る者、散策路を回り剣池で持参のホルンを吹く人、ホテルで
コーヒーを楽しむ人、みな滅多に味わえない素晴らしい展望を経験しました。南ア駒ヶ岳~光、
八ヶ岳、富士山、奥秩父まで見えました。10時30分に下山開始。萱の台にて帰路を急ぐ人が解散。
一部の人は駒ヶ根散策に出かけ、駒ヶ根名物のソーストンカツを食べて、光前寺を参拝し帰路に
つきました。
⑧2D 中山道散策コース 齋藤(4期)
10時、 JR中津川駅集合。メンバー5名は、塚原(2期)、渡辺(3期)、原(4期)、泉(4期)、
齋藤(4期)で東京、兵庫、神奈川、大阪、三重からと5人とも異なる県からの珍しいチーム編成で
新幹線、マイカーで集まりました。天候にも恵まれ、馬籠宿へドライ江戸時代の街道の面影をとどめる
宿場の石畳の坂道の両側に並んだ旅籠、みやげ物屋、お茶屋などを覗き、島崎藤村記念
館の見学後、坂を登りつめて馬籠宿を俯瞰する展望台へ。
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恵那山はガスで霞んでいました。中山道は峠が多く参勤交代の行列、街道を行き交う姫様の苦労が偲ばれます。地域の名産栗おこわ飯で昼食。車で
馬籠峠を越えて小説宮本武蔵にもでてくるイオンシャワーたっぷりの男滝、女滝で休憩。清内路峠を
越して木曾谷から伊那谷へ。昼神温泉を横目でみて飯田元善光寺へ。善光寺は長野、甲府にもあるが
飯田が本家。参拝後、暗闇の戒壇をとおり、中央高速に