16回「シニアOBの集い」の報告 蓼科白樺高原

岡田(6期)

第16回を迎えた「シニアOB(1期∼8期)の集い」が10月16日(土)から17日(日)にわたり蓼科・ 白樺高原ホテルで開催された。例年通り、「集い」に先立ち16日(土)に3コースの山行と 翌17日(日) にも3コースの山行及びゴルフが企画され、56名が参加した。時は秋、深まり 行くもみじに包まれつつ、好天に恵まれ、旧知を温め、駄弁にも花咲く2日間であった。
第1日 ●1A 蓼科山コース:リーダー腰塚(3期)参加者13名
JR佐久平からの参加者を車2台で集め、蓼科山登山口 (女神茶屋)に全車4台集合、10時45分直ちに登山開始。佐久平での曇りも高曇りに変わり、 真っ盛りの紅葉を抜け高度を上げて振り返れば、八ヶ岳、 南アの雄姿が出現した。 2100m 付近で昼食を取るが全員メシも忘れて山座同定。引続き中央ア、 御岳、乗鞍の眺 望に励まされながら頂上直下の岩塊を無事こなして立てば
2530 mの蓼科山頂。八ヶ岳、南、 中央、北アから、妙高,浅間等々、360度丸見えの展望に一同欣喜。しかし、風が冷たいため 眺望を堪能した後、下山にかかる。将軍平まで岩だらけの道を下り、さらに樹林帯の中の 石ころ道をリーダーのペース宜しきを得て7合目まで一気に無事に下る。ここで運転手達は 迎えの小林車で車の回収へ。 本隊は宿舎のホテルまで、 正面(西)の夕焼けの空に浮かぶ 鹿島槍の双耳峰の眺めを満喫しながら、紅葉のスキー場を下り、16時45分「白樺高原ホテル」 に到着した。 ●1B 霧が峰コース:リーダー宮崎(2期)参加者14名
JR茅野に10時集合。車4台で八島高原荘Pに移動。お天気は高曇りではあるが、眺望は良好。 11時10分鷲ヶ峰を目指して駐車場を出発。12時鷲ヶ峰山頂到着。やや遅れて諸角夫妻も到着。 山頂から360度の展望、特に新雪を頂いた北アの峰々、御岳、木曽駒、南アの主峰、 近くは蓼科山から八ヶ岳、そして白煙を上げる浅間の山群、一頻り眺望を楽しんだ後、山頂にて昼食。 12時40
分下山開始、 八島湿原に下り、草紅葉と言うか霜枯れの湿原を見ながら、鎌が池(奥霧の小屋) まで木道を往復、夏には百花繚乱の湿原も只枯れ草ばかり。14時過ぎに駐車場に戻り、14時20 分駐車場出発、 ビーナスライン、大門峠を経由して15時には女神湖畔「白樺高原ホテル」に無事到着。晩秋の高原で 「地味地味ハイク」を満喫した。
第2日 ●2A 茶臼山・縞枯山コース:リーダー吉野(2期)  参加者  21名
快晴無風、絶好の登山日和に胸をときめかせて麦草峠に乗りつけると駐車場は早や満車、 この秋最高の人出のよう。一登りで中小場だ。南八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、 御岳、乗鞍が見えてきた。一旦下って本日最大の登りをあえいで登り切ると茶臼山(2384m )。 カモシカと遭遇の後、 展望台に出ると昨日登った蓼科山や北アルプスも見えてきた。 軽く下って、登り返すと縞枯山(2403m )だ。 この山は展望がないので少し戻って東側展望台に立寄る。 ここは岩だらけで混雑していたが、奥秩父、上州の山、日光、浅間山から妙高まで東側の山々までが見えた。 十分展望を楽しんだ後、ゆっくり下って五辻で昼食、オトギリ平、コケモモの庭を経て14時15分麦草峠に 帰着した。素晴らしい展望に恵まれた1日であった。
●2B 双子山・双子池コース:リーダー亀井(5期)  参加者7名
家の砲列にびっくり。双子山への登りはもはや花はなく、徐々に全貌を現す蓼科山の眺めを楽しみつつ、 シラビソの林を抜けると 180度の展望が開ける広い頂上(2224m )だ。 北八つらしい樹林の中を双子池へ下る。 シラビソから落葉松に代わると驚くほどの透明度を持つ静かな雄池・雌池へ降り立つ。さらに、陰湿な原生林の 谷を抜け、亀甲池のほとりでホテル製の立派なオニギリ弁当で昼食。原生林を抜けて再び、正面に蓼科山を見て 天祥寺平への分岐に下り、大河原峠に帰着した。帰途、ホテル推薦のうまい蕎麦屋でそばを堪能し、 締めくくりとした。
●2C 丸山・高見石・白駒池コース:リーダー谷上(4期) 参加者12名
麦草峠を発ってすぐ、直接白駒池・高見石をめざす渡辺亨(3期)、斎藤貞(4期)の2名と分かれる。 本隊10名は途中誰一人会うことも無く、苔むした静かな林の中をのんびりと山頂へ向かう。 狭い丸山山頂で一休み。白駒側からポツポツと登ってくる人があり、初めて他人と会う。 ニュージーランドから来たという若い娘2人の足の長さに感心した者あり。高見石からの展望はすばらしく、 日光・尾瀬の遠望を楽しみながら 40 分間も岩の
上で日向ぼっこ。大勢の観光客に挟まれながら白駒池を 一回りして青苔荘へ。湖畔の木陰で高価なお弁当を広げのんびり昼食。予定通り麦草峠に帰着。
●2D ゴルフコース:リーダー小木曽(7期) 参加者4名
好天に逸る心をおさえて何はともあれ三井の森蓼科ゴルフ倶楽部へ。クラブで朝食。八ヶ岳の裾野に広がる 18ホールで、紅葉の白樺と赤松林に向け白球を打ちまくった。日頃鍛えた猛者・猛女(失礼)だけあって、 すばらしい成績を残すことが出来た。 スコアー ? 慣例により極